「赤色立体地図」が美し過ぎる・・・。
アジア航測(株)が開発した「赤色立体地図」が美し過ぎて感動した。
そんな中身のないホットエントリーです。
注:画像・記載は全て赤色立体地図専門サイトからの”引用”です。
とりあえず 赤色立体地図(Red Relief Image Map)をみてみましょう。
1枚目:
有珠山。銅板の金属光沢のような美しさ。微細な自然地形が醸し出す妙味。
2枚目:
沼田。河岸段丘をなぞりたくなる。
3枚目:
伊勢市。低地は青く描かれる。コントラストの怪しさが最高。
傾斜が急な面が赤く、尾根は明るく谷が暗くなるように表され、微細な地形の特徴把握に優れる。
金属光沢の感じはそういうことですか。等高線図より、明確に微細地形の表現力に優れるのがわかります。
赤色立体地図の原理
赤色立体地図の作成方法は、はじめに計測したDEMデータから計算により、斜度と 地上開度、地下開度を求め、地上開度と地下開度から尾根谷度を求めます。
斜度画像を赤の彩度に割り当て、尾根谷度を明度に割りあてて、画像を作成します。
利用と入手
ここから購入、作成オーダーができます。登山用に地形図に赤色立体地図の彩色を施したものも販売されています。
また、GoogleEarth用のデータが配布されているようです。
アジア航測(株)が特許を持っていますが、個人利用や教育・研究目的の作成や利用は認められているようです。
→ http://www.ajiko.co.jp/article/detail/ID5A0XXG8A1/
自然現象や土木技術が生み出す地形の妙を感じるだけでなく、立体構造を平面的に理解するのに、とても優れたツールだと感じました。
技術自体は特別なことをしているわけではないのに、既存技術より明らかに優れている。まさに発明ですね。