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蟹者

@kanimono

「量子三目並べ」って言う、めちゃめちゃつまんなそうな遊びを見つけた。

最近、私の中で量子力学のことをネットで調べてわくわくするブームが来ていて、仕事中も隣のデスクの人の目を盗んでは、業務に関係ないページを閲覧したりしています。

発端はこれ。

wired.jp


いやまあ、誰でも、暇な大学生の時とかに、「二重スリット実験」とか、wikipediaサーチをリンク先をどんどん飛んでってハマったりしたことはあると思うんですけど、誰でも。

なんか四則演算とか、普通の因果関係の範囲内で理解できないって言うのが、夢の世界みたいで面白いなあ、と。

あと、駆け足で読んだので、出てくる概念とか詳しくは意味はわからなかったんですけど、

藤井太洋っていうSF作家の「常夏の夜」という、量子力学の性質が人類のコントロール可能になったという想定の明るい未来を描写した短編があって、

楽園追放 rewired  サイバーパンクSF傑作選 (ハヤカワ文庫JA)

これで読んだんですけど。

タイムリープ多世界解釈も、ヒューマンマシンインターフェイスもすでにSFの世界なんかでは当たり前の材料になっている中で、

調理のされ方は全然まだかも知んないけど、新しい材料として光ってるのかなー、と。

まあ、そんなことはどうでもいいんですよ。


量子力学の基本概念であるところの、「重ね合わせ」と「量子もつれ」を直感的に理解できる、「量子三目並べ」という遊びがあるらしいのですが、これが全然面白くなさそうなので、紹介しようと思います。

量子三目並べ - Wikipedia

まず全然ルールがわからない。ウィキペディアの訳文?が日本語的に間違っているので、読みづらかったというのもあるのですけど。それでも頑張って論文*1を読んでなんとなくわかったので、keynoteの練習がてらやってみたいと思います。

あと、まずもって三目並べ(○×ゲーム)自体があんまりそそられないですよね。。。もう大人だし。。。

普通の三目並べと同じところ

  • 3×3マスで、交互にマーク(○と×)を置いていく。
  • 縦・横・ナナメ方向で3つのマークを直列に揃えたら勝ち

普通の三目並べと違うところ

  • マークに、確定しないマーク(量子マーク)と確定したマーク(古典マーク)があり、まずは確定しないマークを置いていく。
  • 確定しないマークは一手で2つずつ置ける。
  • 確定しないマークに番号がついていて、番号は2プレイヤーで交互につけていく。

例: ○1 → ×2 → ○3 → ×4 → ・・・ →

  • 他の確定しないマークのあるマス目にも、自分の確定しないマークを置くことができる。
  • ゲームの進行により、2個の確定しないマークが1個に確定する(後述)。

まあ・・・やってみよう・・・

  • まずは置きましょう。

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  • 続いて置きましょう・・・。

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  • ふたたび、先手側の手番。

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  • お・・・? これは・・・?

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この状態を "cyclic entanglement"が発生したとよび、マークが確定します。

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"cyclic entanglement"の和訳が出てこないですが、「循環もつれ」が一番しっくりくるかと個人的に思います。

そういう、量子の世界での現象が起きるのかは、知らないですけど。

いまは先手(○マーク)が"cyclic entanglement"を作ったので、後手(×マーク)が確定のさせ方を選択します。

確定のさせ方は、2通り(循環を作っているうちの1個のマークを確定させると、残りのマークも確定する)。

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循環を作ればいいので、3手目から違う未来が始まるとして・・・

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そうです。これも、

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そしてなんかいろいろ頑張って、確定したマークを直列に3つ重ねると勝利になります。

勝利条件にもいくつかあるらしいですが、keynoteをいじるのが疲れてきたのでとりあえず終わりです。

あとでアプリでも作って、終盤あたりどんなゲームになるのか確認しようと思います。

とりあえず普通の三目並べよりは複雑で、必勝条件が人間の頭でかんたんに考えられないことはわかりました。

それにしても

せっかく発想は面白いので、もっといろいろ考えようがある気がする。量子オセロとか、量子囲碁とか。

量子人狼とか、どうだろう?と思ったら、既にありました。

nlab.itmedia.co.jp

・・・「確率がしきい値を越えて、その正体が、人狼なり占い師に収束する瞬間が面白い」「全員の行動により『実は自分は狼だった』『実は占い師だった』『実は3日前に死んでいた』なんてことが起こる不思議すぎる人狼」・・・

おもしろそう!

*1:石関匠・松浦昭洋 「量子三目並べの必勝法解析」『ゲームプログラミングワークショップ2010論文集』2010巻12号、2010年、pp.101-107