カニカニクラブライフ

Python系技術メモ、書評とか

「概念を可視化する」にワクワクする

昨日、量子力学の概念を使った遊びについて書きました。
russeng.hatenablog.jp



発端はこの記事で、「概念を可視化する」とか「無意識を可視化する」とか面白そうだなあ、と。

wired.jp


中学時代に月刊ムー的なもの全般にハマり、その延長でユングの解説書を読み漁り、自分の夢ノートを作って自己流の精神分析をしていた、おそらく女性に生まれていたらおメンをヘラわれているような人生を送っていたであろう、オカルト大好き☆ボーイだった私からすると、もうビンビンくるわけですよ。

で、開発者の鈴木一彦さんとか、この人のとった特許とか、提供サービスである「Scanamind」についていろいろ調べていたら、これって自然言語処理の多次元尺度法なり、ベクトル処理なりと変わらないんじゃないの? という指摘とかについて言及した以下の記事がありました。

kiito.hatenablog.com


確かに言われる通り、量子力学は「既存の物理学では説明できない」「決定論ではなく確率論」とかいった断片的な情報が一人歩きして、意識の正体、みたいなところと結びつけやすいのか、オカルト的文脈(引き寄せの法則とかアセンションとか)で語られることがとても多くて、私もインターネットの片隅でその単語が出たら、「話半分に聞く」フィルターが働きます。

ただまあ、原理は半分オカルト的な世界に足を突っ込んでいるとしても、

調査票のいらない調査「Scanamind(スキャナマインド)」Vol.2 - GMOインターネット株式会社

https://nasa.gmo.jp/public/report/images/article/122/14562984174191.gif


仕上がったアウトプットデータに納得感があるし、その解釈の仕方とかにもとても説得力がある、と感じてしまいます*1

まあ、この納得感も、なんかこうバーナム効果 - Wikipedia*2的なやつなのかも知んないですけどね。

とりあえず思ったのは、量子数理とかを使わなくてもできるならそれでよくて、わけわかんないデータ(それだけでは解釈を持てないデータ)に対しての何らかの噛み砕きが重要なわけで、そしてそれを視覚化して実際に見ることによって、新しい価値が生まれているのなら、それでもいいんじゃないかと。


russeng.hatenablog.jp

前に、勉強したい分野の用語の辞書を作ったり、書類やEvernoteを自動で整理したいと書いたんですが、そういうツールを作るためのヒントになるのかなーと思いました。

最後に、今の時点の作りたいツールの漠然としたイメージを貼ってモチベーションを上げて終わりにします。

f:id:russENG:20170129124959p:plain

書いてて自分でもわけわかんないなー、と思いますが、抽象的なふわっとしたものを言葉にする・形にする、というのは頭の体操になって良いはず。

*1:それでも右脳的・左脳的はどうかなー、と思うけど

*2:ええ、誤用なのはわかってますよ